スマホアプリ「ジモフル」を使った情報は地方創生の鍵になるか?

地方創生・地方活性を最終目標にしているWebサービス・スマートフォンアプリがジモフル

地域おこしというと、地方自治体が中心となり移住促進や企業の移転・誘致を行うパターン、地方の観光協会がせっせと情報を外に拡散させ訪問客を呼び寄せるもの、この二つが王道であるが、東京にある企業ジモフルがなぜ地方活性を目指すのか。

そもそもジモフルは、動画を投稿できるサービスである。パソコンやスマートフォンのデバイスから利用が可能で、ブラウザとアプリで利用できる。動画を投稿というとまず思い浮かぶのはYoutube。次はTwitter。ジモフルはそれらのサービスの弱点を排除した動画プラットフォームである。

ジモフルのユーザーは、自分たちがスマホで撮影したムービーを切り貼り・字幕付けなど使って15秒に編集する。この流れはYouTubeと同じだが、大きな特長は手軽さ。ジモフルでは15秒の動画のみ投稿が可能であり、長尺のストーリーを作成する必要がない。機材も、撮影から編集、投稿までスマホ一本でできるお手軽さだ。

お手軽な投稿と言うとツイッターも同じだ。目の前で起きたことを簡単にポストできる。しかしTwitterの弱点はタイムラインで情報が流れていってしまうこと、情報のアーカイブである。その点ジモフルでは、投稿場所には地図でピンが立てられ、日本のどこで撮影された動画なのか、検索し易い仕様になっている。

また、「15秒で地域のスポット情報をCMする」という点も大きく異なる。YouTuberなどがお金と時間をかけて作る見る価値のある面白いコンテンツはほんの一部だ。大手動画サイトのほとんどは一般素人が撮影した、例えば友達との花火の様子・結婚式の様子・旅行先のスナップ写真をつなげたもの…そう、他人の思い出のムービーを頻繁に目にする。

反面ジモフルは「地域のスポット情報を投稿する」と潔く舵を切っている。そのため、例えば飼っている犬・友人との飲み会でのスナップなど赤の他人からしたら面白みを感じない投稿は殆ど無い。

全国のユーザーが、噴火しそうな山の現状を動画で(中にはドローンでの撮影もある)中継し、全国に散らばる「がっかり名所」を確かにがっかりしますよと紹介し、商店街の商売人と一緒になって笑い合う。それらの動画にはこれまで存在した幾つかの動画プラットフォームにはなかった魅力を感じる。

この魅力はやはり「投稿できるのは15秒まで」と限定したところにあるのだと感じる。15秒というとちょうどテレビCMと同じ長さ。人は何かを伝える・理解するには15秒もあれば充分なのだ。

この手のサービス、つまり地方自治体や地方観光団体が介在しないままで地方活性を狙うものが今後どのように拡大していくのか非常に興味深い。

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